オリンパスは８日、今月中に海外の機関投資家向けに公募増資を行うなどして、
最大約１１８０億円を調達すると発表した。
財務の健全性を示す自己資本比率は２０１３年３月期の１５・５％から
２０％台まで上昇する見込みで、粉飾決算事件で悪化した財務体質の回復を図る。

資金調達は、発行済み株式の約１２％にあたる最大３７００万株を公募増資する
ほか、保有する自己株式４００万株を売却する。
世界シェア（占有率）首位の消化器内視鏡など医療機器の生産能力や研究開発を
強化したり、アジアなど新興国の販売促進の資金に充てたりする。

オリンパスは、粉飾決算事件で１２年３月期に自己資本比率が４・６％まで
落ち込み、ソニーと資本・業務提携を結び、財務改善のため約５００億円の
第三者割当増資を行っていた。東京証券取引所から内部管理体制の是正を求める
「特設注意市場銘柄」に指定されていたが、６月１１日に解除され、市場から
資金調達できる環境が整ったと判断した。

ソースは
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20130709-OYT1T00249.htm?from=ylist
■オリンパス　http://www.olympus.co.jp/jp/
　2013年7月8日　海外市場における新株式発行及び自己株式の処分に関するお知らせ[PDF: 185KB]
　http://www.olympus.co.jp/jp/common/pdf/nr130708_2.pdf
　株価　http://www.nikkei.com/markets/company/index.aspx?scode=7733